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《セル塗りとデジタルペイント》
管理人と一緒に色塗りを楽しもう♪
*
プロではないので大した役には立たないと思うのですが、知りたいというご要望があったので(^_^;)
セル塗りとフォトショップを使ったデジタルペイントの方法を簡単に書いてみました。
説明ヘタな部分はお許しくださいm(__)m
(2005.07.01 デジタル塗り 改)

らくがき色塗り作業工程
(↑Photoshop Elements使用していた時にアップしていたもの。アニメ制作工程も簡単に説明してます。)

セルの場合

デジタル(ウェブ用画像等)の場合

デジタル(印刷用・版権塗り)の場合

色塗りのためのオススメの参考本


*ではやってみましょう!*

【セルの場合】
用意するもの
黄色の物体はタップ穴を開ける道具です
セル・セル用絵の具・タップ・ペン先(かぶらペン)・ペン軸・定規・筆洗い・スポイト・面相筆・攪拌棒・マジックペン(セルに書き込む時使用)・手袋(親指・人差し指・中指の部分は切っておいたほうが使いやすいです)・ベンジン・綿棒・つまようじ・セーム皮・ライトボックス
■1■ 線画をセルに写す

原画クリンナップ(清書)した動画(線画)を用意します。
線画・カーボン・セルの順に重ねてトレースマシンにかけます。するとカーボンが熱で鉛筆の黒い部分に反応。セルに線が写ります。
トレース線(トレス線とも言います。ハイライトや影の境界線のこと。)の色鉛筆が濃い色だと鉛筆と同じように反応して線やヨゴレがでることもあったり;
マシンがないならば(個人では買わないよね;)、線画の上にセルを乗せて、ずれないようにタップ(動画用紙とセルが動かないようにタップ穴を合わせるもの。)で位置を合わせて(タップがなければクリップなどで代用。)、トレース用絵の具(色塗り用セル絵の具とは別。)で表からトレースします。漫画でいうペン入れみたいなものです。
■2■ トレース線入れ

マシンがけで出なかった線を線画にあわせてトレース。色指定表(キャラやメカ・小物等の色を指定してある紙。)どおりの色を使ってトレース線も入れます。(私は細い線がひける丸ペンを愛用してました。)直線部分の線は定規を使って。
トレースの色は色指定に合わせてセル絵の具で。通常影色でトレースします。(口や目の塗りわけは肌色か白目色トレースか作品によって違います。)
合成動画の場合はトレース線がずれないよう特に気をつけます。
背景(BG)との組み線もトレースします。あとカット袋にあるカットNo.やセルNo.も書き込んでおきます。

■3■ 色塗り

ライトボックス(作画用は傾斜がついてますが、仕上げ用は平らです。)上で作業。
ライトボックスの上に裏返した動画(線画)を置き、色鉛筆で塗りわけされている影部分を判断しながら(ノーマル色と影色の部分を間違えないよう)、セルの裏から色指定どおりのセル絵の具で塗っていきます。シーンごとに色変え(夜色・夕焼け色・室内色等)があったりするので注意。色指定表を間違えないように。
暗い色や小さな部分から塗るのがいいかと。色によって濃度が違ったり、ムラになりやすかったりするので注意。(よく攪拌して濃い場合はスポイトを使って水で薄めます。)
透けないように均一に、でも厚塗りにならないよう気をつけます。(セルは何枚も重ねて撮影するため、セルの厚みの影が撮影の時出てしまいます。それを少しでもなくすためです。)
全面(一色)塗りは大変!!紙と同じで、セルも多少波打ちますから、絵の具が垂れたり端に寄ったり;
塗り終えたら乾燥棚(セルを大量に重ねずに置ける間隔の狭い棚)に並べて乾燥させます。ライトを当てると乾燥が速いです。
■4■ 検査

乾いたセルを黒ラシャ紙の上で1枚1枚検査します。トレスやペイントの時に付いた手の脂やカーボンよごれ等をセーム皮ベンジン(取り扱いに注意!)をつけてふきとります。(ゴシゴシこすると傷がつくので注意。キズがひどければ最初からやりなおし。パラフィンを使うという手もあるのはあるのですが;)
色間違いや色パカ(パカパカ色が変わって見えること。)・透けがないかもチェックします。はみだしや絵の具の飛び散りはつまようじなどを使ってキズがつかないよう削り取ります。(ちょっと湿らすととれやすいです。)
大きな色間違い部分は、重ねるセルの枚数が少なければその部分だけをもう一回別セルで作り直すことになります。(セルは透明といっても重ねすぎると下の色がだんだん変わって見えるのです。)小さい部分は表からこっそりと修正。
きちんとやらないとリテイクを出され返ってきます。恐怖のリテイク!!(笑)
■5■ できあがり

撮影用(TVやスクリーンの画面上)のセルはだいたいこんな感じで塗ります。(記憶がちょっと;)
印刷用(版権用)ではトレス線は裏から入れたり、トレス線入れずにトレス線に合わせて塗りきったり・・・するんだと思います。(印刷用の作業は全然見たこともやったこともないので。)


らくがき色塗り作業工程セルの場合デジタル(ウェブ用画像等)の場合デジタル(印刷用)の場合色塗りのためのオススメの参考本


【デジタル(ウェブ用画像等)の場合】
用意するもの
2004年のマイパソコン周辺。・・・汚い☆
パソコン・スキャナー・ペイントソフト(フォトショやRETAS!)
←最初はフリーソフトを使っても・・・。私はフォトショップ使用♪
■1■ 線画を取り込む

スキャナーで線画をグレースケールで取り込みます。(スキャナーがなければデジカメで撮ったものでもなんとかやれるかも;)解像度は144dpiぐらいあればいいかと。(アニメ制作も144dpi で作業されるようです。)
ゴミとりや線をきれいにするためレベル補正を使って作業。それでも取りきれなかったゴミやヨゴレは消しゴムツール選択範囲ツールを使って消しておきます。そして線画を2階調化させます。ここで線が途切れていたら鉛筆ツールで補正しておきます。(そうしないとと塗りつぶしの時作業が大変です。)
RETAS!」を使うとと主線レイヤー彩色レイヤーに分けてくれるのですが、その他のソフトではできないのでここでは主線のみの作業です。
色指定表をデータ化させる場合もこんな感じかと思われます。)
■2■ 色を塗る

カラーで色を塗ることになるので、モードをRGBへ。
線画(主線)レイヤーを複製し、それを乗算モードにしたものを線画とします。(もとの線画レイヤーはいらないので削除します。)
新規レイヤーを作り線画レイヤーの下におき、それを彩色用レイヤーとします。アンチエイリアスなし、全レイヤーにチェックをし、塗りつぶしツールで塗っていきます。(デジタル作業だと色見本のデータから直接色が拾えます。)白目部分やハイライト部分は別レイヤーで作った方が楽だと思います。
もし影を入れるならば、影の部分を塗る時の選択範囲としてつかうため、部分ごとに色分けしたレイヤーを作ったほうが修正がしやすいと思います。(またはトレス線を鉛筆ツールで描いて、塗りつぶしツールで塗っても。)ハイライトも同じです。
部分ごと色を塗った各レイヤーの上に新規レイヤーをそれぞれ作り、それを下のレイヤーとグループ化します。(グループ化すると下のレイヤーで塗った部分のみを塗れますので、はみ出しを気にしないで塗れます。)鉛筆ツール(広い範囲は塗りつぶしツール)を使って。
■3■ 仕上げ

色合いが気に入らない部分がある場合は、その部分を選択して色調補正を使って調整します。
あとは塗り残しがないか、拡大してチェック。(彩色レイヤーの下に、その絵で全く使われていない色で塗りつぶしたレイヤーを置くとわかりやすいかと。)
最後に画像を統合します。
背景と合成したい場合、絵の背景部分を自動選択ツールを使って選択。そして消去。合成したい背景を絵のレイヤーの下にもってきます。位置あわせが終わったら画像を統合。
ウェブ用画像なら解像度を72dpiにおとしても。線が少しなめらかに見えいい感じかと。
(でも、私の場合は下の印刷用で作った画像をサイトアップしています・・・。)
■4■ できあがり

gifかjpgで画像を保存し、サイトへアップしましょう♪


らくがき色塗り作業工程セルの場合デジタル(ウェブ用画像等)の場合デジタル(印刷用)の場合色塗りのためのオススメの参考本


■ デジタル(印刷用・版権塗り)の場合 ■

解像度はプリンタなら300dpi、印刷なら350dpiで線画をグレースケールで取り込み、レベル補正で線を補正。(2階調化はしません。)そして線画の線だけを別のレイヤーに移します。

フォトショップエレメンツでは対応してないけれど、私が使っている線画抽出方法。
選択範囲の色域指定で選択したものをアルファチャンネルに保存。(これをあとで読み込み、線画とします。こうしておくと線画を部分的に色を変えるときにも呼び出せて便利!)
もとの線画レイヤーはいらないので削除。モードをRGBにして、それを新規レイヤー上でトレス色で塗りつぶします。

(ペイント用に指定されているBL【ブラック】と実線のトレス用の黒は多少色が違います。ついでに言うとRETASでは完全な白色はデータで透明として扱われるため、W【ホワイト】といっても多少色が付いた白ということになります。ま、この辺は気にしなくていいんですけど;)

次に彩色。あらかじめ自分で色指定表を作っておくとラクです。

レイヤーの一番下に原画トレス線が描いてあるものを影・ハイライトを塗るためのアタリとして置いておきます。線画レイヤーの下に彩色用レイヤーとしてノーマル色レイヤーを作り、部分別にペンツールを使ってパスで塗っていきます。(肌や髪や服とか色別に)。部分別に選択範囲したものをアルファチャンネルに保存しておいたりすると、影など塗るときに範囲呼び出して塗れるから便利なのかも?(私は面倒なのでやりませんが;)。ノーマル色で部分別にパス塗りしたレイヤーだけをまとめて結合。ノーマル色レイヤーとします。

影・ハイライト部分。
アタリとして置いた原画のトレス線を確認しながら影・ハイライトを同じくパスで塗りつぶします。(影レイヤーをノーマル色レイヤーとは別に上に作っておくと色変更の時などラクです)。色塗る以外の部分は大雑把にパスで塗ってもいいかと思います。気になるようでしたら、影レイヤーを下のノーマル色レイヤーとグループ化しておいても。
私の場合、影部分になるところ全てを灰色・乗算モード・不透明度50%ぐらいでパスで塗りつぶします。(乗算にしているから下のノーマル色レイヤーに色が重なったように見え、影部分が確認できます)
それからノーマル色レイヤーの色別に選択範囲指定して、ノーマル色レイヤーの上に作った影レイヤーに影色をパスで塗りつぶします。(つまり灰色で作ったパスは影の部分範囲指定用に作った1時的なパスデータです)
部分別にこれを繰り返し、影部分のレイヤー(1号影レイヤー)とします。灰色のパスレイヤーは削除。影が出来上がりました。

2号影(1号影より濃い影部分) やハイライトも影の塗り作業と同じようにやっていきます。

最後に塗り残しやはみだしがないか、拡大してチェック。(彩色レイヤーの下に、その絵で全く使われていない色で塗りつぶしたレイヤーを置くとわかりやすいかと。)
原画トレスあたり線レイヤーを消去して、線画と彩色レイヤーを統合します。

プリンタ印刷ならばRGBで。印刷に出す場合はCMYKにモードを変えましょう。



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こんな風に書いてますが、やり方は人それぞれで違うと思いますので色々と試してみてください。(なにぶん独学の知識ですので;)。あと、パスのツールを扱うには慣れが必要です。色んな曲線・形が描けるようたくさんの数をこなせば感覚的にわかってくるかと思います。パス扱うならフォトショよりイラストレータのほうが機能は色々あるかも・・・です。
それと、現場はMACが主です。WINはほとんど使ってないようです。キー操作が多少違うぐらいですけど・・・(汗)
(U様、ヒントありがとうございました)


【版権塗りについて】
Tracemanで350dpiでスキャンして、Paintmanで2値画像で塗り。 CoreRETASでスムージングをしてPhotoshopで印刷用に処理をする。 という工程で行う方法もあるそうです。
(o様、ご説明ありがとうございました)


らくがき色塗り作業工程セルの場合デジタル(ウェブ用画像等)の場合デジタル(印刷用)の場合色塗りのためのオススメの参考本


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■管理人色塗りのための参考本■
最低限の操作方法を知るために、入門書は1冊でも買って一通り操作を試してみたほうがいいです。

【MdN】(株)エムディエヌコーポレーション
月刊誌。ちょっとお値段お高めですが、フォトショやイラレ関連の作業工程・デザイン関係についてお勉強になります。
ここの書籍もわかりやすくてグーvv (1470円)

【Photoshop技芸全書】(株)エムディエヌコーポレーション
プロの技がいっぱい。(1600円)

【美少女CGワンダーテクニック】グラフィック社
発行がかなり前なのでソフトのバージョンが古かったりしますが、工程がわかりやすいかと。(2000円)

【Windows Graphic Special 2 Adobe Photoshop 7.0 for windows】(株)毎日コミュニケーションズ
フォトエレから7.0にした時何冊かフォトショの本買ったけど、ここが一番解りやすかったです。(1280円)

【25のオキテでマスターするAdobe Photoshop7.0】アスキー
練習問題、応用、活用。一通りやれます。(1480円)

【RETAS!PRO Infinity テクニックバイブル】ソフトバンク パブリッシング
アニメ制作現場で使われているソフトの本。(3800円)

その他フォトショ&イラレのデザインブックやデジカメ写真加工の本、イラレのトレースマスター、配色事典とか・・・

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